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中等教育学校

今日、中等教育学校という学校があるのを知りました。 これまでに中高一貫と呼ばれる、中学校と高等学校が併設された形の学校は良く聞いていました。しかし、これはあくまで違う2つの学校であり、中等教育学校では学校の垣根さえも無いので、一つの学校として教育を行うことが可能なようです。 すなわち、いわゆる中高一貫では高校での指導内容を先取りすることがほとんどでしたが、あくまで先取りあり、中学校で指導する内容は中学校に過程で指導しなければなりません。 しかし中等教育学校では、中学校に相当する前期過程と高校に相当する後期過程の間で、指導内容の入れ替えができるため、より自由な指導設計が可能になります。 個人的には、中学校と高校の指導内容はかなり重複している部分や、連続して指導した方が良い部分も多くあると感じるため、中等教育学校の取り組みはかなり合理的であると、聞いた直後は思いました。 しかし、中高一貫では外部からの入学者がいるのに対し、中等教育学校では(おそらく前期過程終了後に外部の高校に進学することは可能なようですが)外部からの入学は基本的にできないので、同じ面々と6年間を過ごすことになり、社会性が養われにくいという考え方もあるようです。 ならば、他の学校と交流を持ったり、社会人と触れ合う機会を少しでも多く作れば、この問題も少しは解決されるのではないかと思います。科目の指導内容がスリム化されれば、空いた時間で社会性を身につけられるような指導を行うことも可能ではないでしょうか。