映画『ソーシャル・ネットワーク』を見て(一部ネタバレ)/I've watched "the social network".
いやあ、面白かったです。
細かいところはまた書き足していきますが、記憶の新しいうちにこの気持の盛り上がりを書き留めておきたいと思います。
<創業の面白さ>
いろんなところのレビューを読んでいると、共同創業者の一人であるマークがFacebookを立ち上げ軌道に乗せるに当たって、様々な苦難を乗り越えてきた、という書き方がされているのが大半です。しかし僕は、Facebookどうこうというより、マークという一人の創業者の短い自伝のようにも見えました。
なので、ほんの僅かの資金から会社を始め、途中からベンチャーキャピタルの支援を受け、急激に成長していくところはかなり見ごたえがあると思います。見ごたえがあるということは、裏をかえせばしっかり見ていないとあっという間に映画は終わってしまうということです。
<マークの人間性>
おそらく、この映画に出てくるマークという人物は、実際のマークより極端な形で描かれている気がします。なんとなくなので、根拠はないです。ただ、熱狂的なプログラマーとしての性格がかなり前面にでて(というのも、序盤の話がそのように見せているので)最後まで経営者・リーダーとしてのマークははっきり写りこんでいなかったようにも思います。映画のストーリー自体も非常に複雑で、いろいろな話が入れ替わり立ち替わり出てくるというのもあり、なかなか経営者としてのマークが現れていなかったようにも思います。しかし、ちゃんと思い返してみれば最初にザ・Facebookを立ち上げる時のマークの気持ちの高ぶりがあり、その先に広がる壮大なビジョンがFacebookをここまで大きくしたのだと思います。その点映画の中では、Facebookを大きくしたのはマークではなく他の人物である、とも見えなくもないため、ちょっと残念です。
<若い人に見てもらいたい>
これはほぼノンフィクション映画です。ちょっとばかりの脚色は加えてありますが、実際に起ったことです。これまで僕が観てきた(数少ない)映画は、空想の世界か、ノンフィクションであっても過度に脚色されて涙をそそる構成になっているものがほとんどでした。しかし、今回の映画は企業を経営し成長させるときに困難、泥臭さ、人間臭さを全面に押し出しています。そいういった部分が感じ取れるのであれば、「自分ごと」としてこの映画を観ることができたのではないでしょうか。
僕を含め、これからの世界を支えていくすべての若い人にこの映画を見てもらいたいと思います。映画で描かれているのは困難な部分が多いですが、それ以上に映画のスピード感などに現れる創業の「ワクワク感」を是非理解して欲しいと思います。会社を起こしたこともない者がいうのは非常に偉そうです。しかし、今までにないリアルな世界を描き出したこの映画に、ひどく感銘を受けたこの気持を分かってもらいたいのです。
<映画として>
監督のデヴィッド・フィンチャーは、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』も監督していたようですが、非常に面白い作りでした。カメラワークや途中に入ってくる効果的な場面展開、(実際にクラブで話し合いが行われたわけではないと思いますが)見ている側をわくわくさせるようなロケ地の選定など、素晴らしいと思いました。
当の(企業としての)Facebookは、この映画化に関しては無視する方向のようでうが、うまくタイアップすることはできなかったのかな、とも思いました。一企業がここまで大衆の目にさらされ、話題になることはめったにないと思いますので、Facebook上で宣伝をかけたり、映画を観ることでFacebookを始めたくなるような仕組みを作っても良かったと思います。実際、映画の中では(機能、コンテンツとしての)Facebookは殆ど出てきませんので、映画を見てもFacebookについて詳しくなるわけじゃありません。むしろ、知らない人が見るとわけわからないし、そもそもITに疎い人・苦手意識を持っている人は、よくわからないままに観終わってしまうと思います。
<余談 マークは狂ってる?>
この映画でいやでも印象に残るのが、マークの協調性の無さ。酔った勢いで周りには目もくれず、Facebookの発端となるサイトを立ち上げたり、打ち合わせでは舌打ち、一度プログラミングを始めると15時間は寝ずに打ち続ける。どう考えたって普通の人ではありません。と、僕は思っています。
でも、プログラマーや開発者の間では普通のことかもしれません。グーグルにしたってアップルにしたって、社員には自由な時間が保証されていると聞きます。「自分は好きなことができている」そう思うことが、開発に熱中させ、次々と新しいプログラムをリリースしていくのでしょう。マークだけじゃなく、背景に映り込む他のプログラマーを見てもそう思います。
また、上でも書きましたが、マークのFacebookに対する思い入れはすごく真っ直ぐです。これは他の誰にも譲れない部分なんだと思います。
*******
Today I've watched the movie "the social network". I feel this movie is very exciting, I love it. All young people in the world should watch this movie, and please feel the entrepreneurship of Mark.
細かいところはまた書き足していきますが、記憶の新しいうちにこの気持の盛り上がりを書き留めておきたいと思います。
<創業の面白さ>
いろんなところのレビューを読んでいると、共同創業者の一人であるマークがFacebookを立ち上げ軌道に乗せるに当たって、様々な苦難を乗り越えてきた、という書き方がされているのが大半です。しかし僕は、Facebookどうこうというより、マークという一人の創業者の短い自伝のようにも見えました。
なので、ほんの僅かの資金から会社を始め、途中からベンチャーキャピタルの支援を受け、急激に成長していくところはかなり見ごたえがあると思います。見ごたえがあるということは、裏をかえせばしっかり見ていないとあっという間に映画は終わってしまうということです。
<マークの人間性>
おそらく、この映画に出てくるマークという人物は、実際のマークより極端な形で描かれている気がします。なんとなくなので、根拠はないです。ただ、熱狂的なプログラマーとしての性格がかなり前面にでて(というのも、序盤の話がそのように見せているので)最後まで経営者・リーダーとしてのマークははっきり写りこんでいなかったようにも思います。映画のストーリー自体も非常に複雑で、いろいろな話が入れ替わり立ち替わり出てくるというのもあり、なかなか経営者としてのマークが現れていなかったようにも思います。しかし、ちゃんと思い返してみれば最初にザ・Facebookを立ち上げる時のマークの気持ちの高ぶりがあり、その先に広がる壮大なビジョンがFacebookをここまで大きくしたのだと思います。その点映画の中では、Facebookを大きくしたのはマークではなく他の人物である、とも見えなくもないため、ちょっと残念です。
<若い人に見てもらいたい>
これはほぼノンフィクション映画です。ちょっとばかりの脚色は加えてありますが、実際に起ったことです。これまで僕が観てきた(数少ない)映画は、空想の世界か、ノンフィクションであっても過度に脚色されて涙をそそる構成になっているものがほとんどでした。しかし、今回の映画は企業を経営し成長させるときに困難、泥臭さ、人間臭さを全面に押し出しています。そいういった部分が感じ取れるのであれば、「自分ごと」としてこの映画を観ることができたのではないでしょうか。
僕を含め、これからの世界を支えていくすべての若い人にこの映画を見てもらいたいと思います。映画で描かれているのは困難な部分が多いですが、それ以上に映画のスピード感などに現れる創業の「ワクワク感」を是非理解して欲しいと思います。会社を起こしたこともない者がいうのは非常に偉そうです。しかし、今までにないリアルな世界を描き出したこの映画に、ひどく感銘を受けたこの気持を分かってもらいたいのです。
<映画として>
監督のデヴィッド・フィンチャーは、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』も監督していたようですが、非常に面白い作りでした。カメラワークや途中に入ってくる効果的な場面展開、(実際にクラブで話し合いが行われたわけではないと思いますが)見ている側をわくわくさせるようなロケ地の選定など、素晴らしいと思いました。
当の(企業としての)Facebookは、この映画化に関しては無視する方向のようでうが、うまくタイアップすることはできなかったのかな、とも思いました。一企業がここまで大衆の目にさらされ、話題になることはめったにないと思いますので、Facebook上で宣伝をかけたり、映画を観ることでFacebookを始めたくなるような仕組みを作っても良かったと思います。実際、映画の中では(機能、コンテンツとしての)Facebookは殆ど出てきませんので、映画を見てもFacebookについて詳しくなるわけじゃありません。むしろ、知らない人が見るとわけわからないし、そもそもITに疎い人・苦手意識を持っている人は、よくわからないままに観終わってしまうと思います。
<余談 マークは狂ってる?>
この映画でいやでも印象に残るのが、マークの協調性の無さ。酔った勢いで周りには目もくれず、Facebookの発端となるサイトを立ち上げたり、打ち合わせでは舌打ち、一度プログラミングを始めると15時間は寝ずに打ち続ける。どう考えたって普通の人ではありません。と、僕は思っています。
でも、プログラマーや開発者の間では普通のことかもしれません。グーグルにしたってアップルにしたって、社員には自由な時間が保証されていると聞きます。「自分は好きなことができている」そう思うことが、開発に熱中させ、次々と新しいプログラムをリリースしていくのでしょう。マークだけじゃなく、背景に映り込む他のプログラマーを見てもそう思います。
また、上でも書きましたが、マークのFacebookに対する思い入れはすごく真っ直ぐです。これは他の誰にも譲れない部分なんだと思います。
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Today I've watched the movie "the social network". I feel this movie is very exciting, I love it. All young people in the world should watch this movie, and please feel the entrepreneurship of Mark.
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