試されるまち、さっぽろ
昨日の記事の続きです。ワールドカフェを行う中で、自分の中で札幌の位置づけが出来てきたのでまとめてみようと思います。 札幌は「試されるまち」である。 これが僕の結論です。 前回の記事でも、「カスタマイズできる」「コンパクトシティゆえに新しいものを評価しやすい」ことが、札幌の特徴として挙げられていると書きました。 さらに、学生の身分である事を考えると、札幌は「仮住まいのまち」でもあります。4年、あるいは6年間の短い時間を過ごすところ、それが札幌です。 仮住まいの身分ではありますが、その中で様々なトライアンドエラーを繰り返す事が許されれば、固定された住民はいなくとも、代謝のいいまちになり、入れ替わり立ち替わり新しい文化が芽生えるまちになるのではないのでしょうか。 こういう書き方をすると、ずっと札幌に住んでいる人にとっては、「そんな一時しか住まない若いやつはいらん!もっと長い間住んでる人の気持ちも考えてくれ!」という思いが出てくるかもしれません。 だったらそこに学生のチャレンジの場を設けてあげればいいじゃん! 具体的には、介護・福祉・地域安全の分野において、学生のアイデアとパワーを活用できるような仕組みを作れば、「仮住まい」の学生であっても、あるいは学生でなくても、「社会のためにいい事」が出来るんじゃないでしょうか。 一つでいいから、札幌でモデルケースが誕生すれば、それが全国や世界の地方都市のスタンダードとなり、「パイロットシティ」としての札幌”らしさ”を打ち出す事も可能だと思います。そう、何かに縛られる事なく、新しい発想を試す事が出来るまち、それが札幌なんじゃないでしょうか。 そのために必要なのは、、、優秀なコーディネーターですね。すごいアバウトなところに行き着いちゃいましたけど、現状ではきめ細かいマネジメントが求められているということになるんでしょうか。非常に大きな課題ですが、次の10年を生きるには、解決されなければならない課題だと思います。