脱恒例化社会

「高齢化」ではないです。研究室の追いコンで、ちょっと変わった演出をしたら思ったより評価された事、プレゼンの方法を変える事で参加者の食いつきが変わった事、この辺りから考えて行きたいと思います。


大きな、あるいは伝統ある組織・集団になると、「毎年恒例ですが、、、」という文言は珍しくないと思います。僕自身も学生団体や研究室など、ある程度まとまりとして続いているところに所属しているので、明言していなくても「恒例化」してしまっている部分があるのはわかります。


しかし、「恒例化」とはよい事なのでしょうか?いや、悪いとも言い切れないです。もうちょっと深く考えてみます。具体例を交えていないのでわかりにくいですが、みなさんの身近にある事象(毎年恒例のイベント、毎週のゼミ発表、など)に当てはめて考えてみてください。


・「恒例化」の良い点
組織構成員に「期待」をしてもらえる点では良いのではないでしょうか。その点で、コンテンツとしてすんなりと理解してもらえるので、集団としてまとまって動く事が出来ます。

・「恒例化」の悪い点
慣例化することです。あるいは形骸化。「なぜそれを行っているのか?」という意味付けが消え去り、やることありきで物事を進めてしまうことがあります。


あ、書いてる途中に気づきました。「脱恒例化」とは言っても、完全に抜け出すのではなく、部分的に抜け出して新しい要素を加えて行けば、いい意味で期待を裏切る形で続いていんじゃないでしょうか。「恒例化」した物を抜け出すのは簡単ではあるけど、「恒例化」したのはこれまで何世代も続けられてきたからこそ。その継承に乗っかるためには、部分的に「恒例化」した部分を残しつつ、新しい物を取り入れていいく。



「ちょっとの『変』が、大きな驚きを生み出す」

そんな「脱恒例化」が出来たらいいなと、仕掛人としては思います。

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