共通テスト問題解答掲載日の新聞広告

ちょっと気になったので、数値化してみました。
詳細は割愛します。

なぜ数値化したのか

今年1月15日と16日は大学入学共通テストでした。
例年通り、翌日の朝刊に各社が問題と解答を掲載しています。

とある新聞社の朝刊を見たところ、新聞自体を久しぶりに見たから、というのもあると思いますが、
広告が結構載っていたので、
そもそも新聞広告はどこの面にどれくらい載っているかを調べてみました。

何がわかったか

まず、広告にはいくつかのパターンがありました。

  • 全面広告
  • 3分の1ほどのサイズの広告
  • 8分の1ほどのサイズの広告(誌面の下の方にちょろっとある)
  • 文中の広告
また、端の面(トップ、総合、社会面)には少ないのですが、
中面になるほど掲載頻度、割合が大きくなっていました。

誌面内容のカテゴリが大きく変わる(総合→オピニオン→生活、など)ところで、
全面広告が出てくるのも特徴的でした。
真ん中の誌面には、2面を使っての全面広告もありました。

今回に限ってですが、共通テストの問題と解答が載っている誌面には、
大学、塾、出願サイト開発会社、胃腸薬など、
受験生だけでなく、大学関係者、保護者などをターゲットにしたと思われる広告もありました。

何が言えるのか

まず、広告が「見せたいもの」ではなく、
カテゴリの切れ目であるという、「機能」を果たしている事がわかりました。
これは大きな気づきでした。

一方で、朝刊全体の30面ほどのうち、実は3分の1ほどが広告でした。
200円弱払って、そのうち3分の1は広告を買っているのです。
それを感じさせない、以下のようなメリハリの付け方が、新聞広告のノウハウなのだと感じました。

  • 端の面には広告は殆どない。あっても誌面の下端。
  • 広告が機能的に新聞の内容に区切りをつけている。
  • 中面は「新聞は中の方は広告があるもの」という認識があるため、たとえ広告が多くても気にならない(そもそも家庭に配布されるときは新聞以外に、折込チラシがたくさん入っている)
最後に、共通テストの問題と回答を載せているからと言って、
新聞全体の広告が共通テストモードになっているわけではない、というのも気づきでした。

広告の世界も、なかなか奥が深いです。

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