【レビュー】子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?
僕は普通の人よりは本を読む法だと思っているのですが、 ニュースサイトで紹介していたり、ふとした時に目についた本を読んでいるので、 結構波があります。 最近読んだのは、 子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの? です。 これは確か、何かのニュースサイトで見たのかなあ。 子どもがいいそうな素朴な疑問「なぜ勉強しなくちゃいけないの?」に対して、 著名な識者が答えています。 子どもにもわかるような言い回しで書いている章と、 新書のような文体で書いている章があるので、 親子で一冊の本を読むことができます。 内容は、どちらの章もほぼ同じことを書いています。 「答えています」とはいえ、答えを示しているわけではないです。 「私はこう思うけど、他の人は違うかもしれない」というスタンスで、 いろいろな視点で答えています。 短いのですぐに読み終わってしまうのですが、 「『なぜ』を思いつく時点で、動物ではなく、人間としての尊厳を保っている。 だから『なぜ勉強を〜』の問を出せる時点ですごい」 「勉強とはそもそも、答えのないものを考えるためだ」 そんなフレーズが頭に残っています。 またしばらくしたら読み直したいですね。 ちなみに、僕がしっくり来たのは、 「よく生きるため」 あれ、どこかで聞いたフレーズ、、、いや、そんなのはいいんですけど。 「そんなにすぐに答えがないものを考える。そのために勉強する」 考えることは、改善することであり、今までよりより良くなります。 決められたことをやるのではなく、それをどうやったらうまく出来るのか、 それを考えられるようになることが勉強である。 「自由になるために、まずは不自由を知る。それが勉強だ」 自由になりたければ、まずは自分を縛っている「不自由」を知る必要があります。 勉強の中では、敢えて不自由を知ることで、どんな仕組みで物事が動くのかを知り、 その上で、不自由を超えた自由を見つける。 そんな感じかなあと思います。