2015冬ドラマは豊作(3)

このシリーズも3回目。さすがに今回で終わりにします。

さて、前回「ヒットの原因は良いことばかりではない」というニュアンスで最後締めましたが、次のような原因を考えています。



あ、今回はつらつら書きます。


まずは、どうしてエッジが立った作品、特に課題がはっきりしている作品が好まれるのか。それは「現実がそうじゃないから」です。なんか前にも似たような話を書いた気がしますがまあいいや。例えば仕事をしていて、なんかうまくいかないなあってときありますよね。いろいろ方法を試してみるけど、なんかスカッとしない、なんかスッキリ解決した気がしない。そんな現実に対しての作品が求められるのです。

現実にないからドラマに求めてスカッとしたい、その気持ちは十分わかります。世にある嗜好品のたぐいも、似たような効果がありますね。

日常が嫌だから、ドラマに現実逃避する。去年はやった「妖怪ウォッチ」も、「全部妖怪のせい」にしてストーリーが進んでいますが、「全部妖怪のせい」なんて子どもが考え出したらちゃんと育たない!って声もあるくらい、バーチャルへの没入は危険なのです。

ドラマにしても、「ええい!!日頃仕事がうまくいかないから、とりあえずドラマ視てスカッとするぞ!!」で終わってしまうと、現実の問題は何も解決されないですよね。


でも、そういう「課題がはっきりしていること」が全て悪いとは思っていないです。人によっては、スカッとすることで現実の課題をはっきりさせようとモチベーションが上る人がいるかもしれません。あるいは、ドラマの中で明確になっている課題と、そこへの解決策を知って、自分の仕事に応用できる人もいるかもしれません。

いいとこ取りをして行きたいですね。


いろいろ書きましたが、要は「現実って、課題がはっきりしてない」ってことです。わかりやすくなれば、人はそれを求めるんだと思います。日々、よくわからない人生というものをこなしているので。

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